お中元のお礼状は、
もらってから3日以内が基本マナーです。
特に社内の上司や同僚からいただいた場合、
きちんとした文面で感謝を伝えることで、
仕事の関係もスムーズになります。
でも実際には
「どんなふうに書けばいいの?」
「形式って決まってるの?」
と迷うこともありますよね。
この記事では、
2025年版の最新マナーに沿って、
社内で使えるお中元のお礼状の書き方と、
コピペOKな例文を3パターンずつご紹介します。
ビジネス経験が少ない方でも、
安心して使える内容にまとめていますので
ぜひ参考にしてくださいね。
お礼状の基本マナーと構成
✔ 送るタイミング
お中元が届いたら当日〜3日以内に。
まずはメールで感謝を伝え、
後日改めて手紙やハガキを出すと丁寧です。
✔ 基本の構成
・頭語(拝啓など)
・時候の挨拶
・感謝の言葉と品物への触れ方
・日頃の感謝+今後の抱負
・健康を気遣う言葉
・結語(敬具など)
・日付・名前
✔ 表現の丁寧さ
社内とはいえ、上司へのお礼はきっちりが基本です。
上司宛のお礼状(手紙・はがき)
ここでは、上司に向けて丁寧に書く
手紙形式のお礼状を3パターンご紹介します。
✉ 例文①オーソドックス・丁寧型
拝啓
盛夏の候、ますますご健勝のことと
お慶び申し上げます。
このたびは、心のこもったお中元を
お贈りいただき、誠にありがとうございました。
早速、家族とともに美味しくいただきました。
お心遣いに心より感謝申し上げます。
日頃より温かいご指導を賜り、
重ねて御礼申し上げます。
今後もより一層努力してまいりますので、
変わらぬご指導ご鞭撻のほど
よろしくお願い申し上げます。
暑さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇(自分の名前)
✉ 例文②やや短め+家族エピソード入り
拝啓
猛暑の候、ますますご清祥のことと
お慶び申し上げます。
このたびは、お心遣いをいただき、
ありがとうございました。
家族で美味しくいただき、
とても喜んでおります。
いつもご配慮いただき、
心より感謝申し上げます。
今後ともご指導のほど
よろしくお願いいたします。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
✉ 例文③簡潔+ビジネス寄り
拝啓
盛夏の候、貴職におかれましては
ますますご清栄のことと拝察いたします。
このたびは、過分なお心遣いを賜り、
誠にありがとうございました。
頂戴いたしました品は、
有難く頂戴いたしました。
引き続き、業務に精進してまいりますので、
ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
まずは書面にて御礼申し上げます。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
上司へのお礼メール
続いては、メールで上司へお礼を伝える場合の例文です。
手紙よりも簡潔に、
でも敬意を忘れない文面が大切です。
✉ 例文①基本丁寧型
件名:お中元をありがとうございました
〇〇部長
いつもお世話になっております。〇〇です。
このたびは、心のこもったお中元を
お贈りいただき、誠にありがとうございます。
家族ともども、美味しくいただきました。
お心遣いに深く感謝申し上げます。
今後もご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。
暑さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
〇〇〇〇(自分の名前)
✉ 例文②やや短め・気配り型
件名:お中元ありがとうございました
〇〇部長
このたびは、お中元をお贈りいただき、
ありがとうございました。
家族と一緒に、美味しくいただきました。
お心遣いに感謝いたします。
暑さが続きますが、
どうかご自愛くださいませ。
〇〇〇〇
✉ 例文③業務寄り・かしこまった表現
件名:お中元のお礼
〇〇部長
平素より大変お世話になっております。
このたびは、過分なお心遣いをいただき、
誠にありがとうございました。
いただいた品は早速、
家族で有り難く頂戴いたしました。
今後とも変わらぬご指導を
賜りますようお願い申し上げます。
〇〇〇〇
同僚へのお礼状(手紙・はがき)
同僚へは、少しだけやわらかい文面でもOKです。
でも礼儀はきちんと守ることが大切です。
✉ 例文①基本型・丁寧に
拝啓
真夏日が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか。
このたびは、素敵なお中元を
ありがとうございました。
〇〇の皆で美味しくいただき、
会話も弾みました。
お心遣いに感謝いたします。
これからも一緒に頑張っていきましょう。
暑さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
✉ 例文②少しカジュアル+協力感
拝啓
暑中お見舞い申し上げます。
お中元、ありがとうございました。
〇〇チームで仲良くいただきました。
とてもおいしかったです!
これからも協力して、
お互いがんばっていきましょう。
まずは略儀ながら書中にてお礼申し上げます。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
✉ 例文③かなり短め+気持ち重視
拝啓
暑い日が続いていますが、
お元気でしょうか。
このたびは、お中元を
ありがとうございました。
みんなでおいしくいただきました。
お心遣いに感謝しています。
今後ともよろしくお願いします。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
同僚へのお礼メール
同じ部署やチームの仲間から
お中元をいただいたときは、
メールでも感謝を伝えましょう。
少しフランクでも構いませんが、
敬意と感謝の気持ちは忘れずに。
✉ 例文①基本・丁寧型
件名:お中元ありがとうございました
〇〇さん
お疲れさまです。〇〇です。
このたびは、お中元をいただき、
本当にありがとうございました。
部署のみんなでおいしくいただきました。
お心遣いに感謝いたします。
これからもよろしくお願いいたします。
〇〇〇〇
✉ 例文②少しカジュアル+やわらかい雰囲気
件名:お中元ありがとう!
〇〇さん
おつかれさまです、〇〇です。
お中元、ありがとうございました!
みんなでおいしくいただいて、
とっても盛り上がりました。
気遣ってくれてありがとう。
これからも楽しく仕事しましょう!
〇〇〇〇
✉ 例文③シンプル・最短パターン
件名:お中元のお礼
〇〇さん
おつかれさまです、〇〇です。
このたびはお中元を
ありがとうございました。
部署で美味しくいただきました。
感謝しています。
今後ともよろしくお願いします。
〇〇〇〇
お礼状を書くときのマナーと注意点
✔ 敬語を丁寧に使う
上司や目上の方には、
くだけた表現を避けましょう。
✔ 感謝+エピソードを添える
「部署でいただきました」「家族で楽しみました」
など、ちょっとした一文があると◎。
✔ 相手の健康を気遣う
季節柄、「ご自愛くださいませ」
といった気づかいも入れると丁寧です。
✔ 手書きなら丁寧な字で
印刷でも一言だけ手書きを添えると、
グッと気持ちが伝わります。
よくあるQ&A
Q1. お礼はメールだけでもいいの?
基本的には、メールで即お礼を伝え、
時間に余裕があれば
後日、手書きのお礼状を出すのが理想です。
ただし、社内や同僚なら
メールのみでもマナー違反にはなりません。
Q2. お礼が遅れてしまったら?
気づいた時点でかまいませんので、
「遅くなり申し訳ありません」
と一言添えて送りましょう。
遅れても、
感謝の気持ちを伝えることが何より大事です。
中途入社・異動社員へのお礼
歓迎会などでお世話になった
中途入社の方や異動してきた先輩にも、
お中元のお礼をきちんと伝えましょう。
相手との距離や関係性に応じて、
言葉を少しずつ調整すると好印象です。
✉ 例文①中途採用の先輩へ
拝啓
連日の猛暑が続いておりますが、
お元気でお過ごしでしょうか。
このたびは、お中元をいただき
誠にありがとうございました。
〇〇のメンバーで、
美味しくいただきました。
いつもあたたかく接していただき、
感謝の気持ちでいっぱいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
✉ 例文②異動してきた先輩へ
拝啓
暑い日が続いておりますが、
お変わりありませんか。
このたびは、素敵なお中元を
ありがとうございました。
私たちもとても嬉しく、
笑顔になりました。
これからもいろいろと
教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
✉ 例文③距離が近い先輩へ(少しやわらかめ)
拝啓
いつもありがとうございます。
このたびは、お中元までいただき、
本当にありがとうございました。
みんなで美味しくいただきました。
優しいお心遣いに感謝しています。
今後ともよろしくお願いいたします。
敬具
令和七年七月四日
〇〇〇〇
NG表現に注意しよう
お礼の気持ちがあっても、
使う言葉によっては
マナー違反になってしまう
こともあります。
⚠ 避けたい表現
「お返しに何か…」
→ 返礼は不要が原則。気を遣わせる表現はNG。
「もらってビックリしました」
→ 驚いたことより、感謝を先に伝えましょう。
「とりあえずありがとう」
→ ラフすぎる印象に。社内ではNG。
まとめ
お中元のお礼状やメールは、
ただの「ありがとう」だけではなく、
相手への敬意と感謝を丁寧に伝える
大切な機会です。
特に社内の上司や同僚など
距離の近い関係ほど、
気配りある言葉選びが
人間関係を良くしてくれます。
このページの例文をベースに、
あなたらしい温かいメッセージで
お礼を届けてみてくださいね。