お中元って、感謝の気持ちを
届けるための素敵な風習ですよね。
でも、いざ贈るときに
「メッセージってどう書けばいいんだろう…?」
と迷った経験、ありませんか?
そんなときに役立つのが、
ちょうどいい例文です。
この記事では、
2025年の最新マナーもふまえて、
親しい方からビジネスシーンまで、
使いやすいメッセージ例文を
たっぷりご紹介していきます。
形式ばらずに、でもきちんと。
そんなバランスを大切にしました。
お中元に添えるメッセージの基本
✔ お中元って?
日頃の感謝を伝えるために、
夏に贈るご挨拶です。
関東では7月初旬〜15日頃、
関西では8月15日頃までが目安です。
✔ メッセージの役割
贈り物だけでなく、
ひとこと添えることで、
よりあたたかい気持ちが伝わります。
✔ 内容の構成
あいさつ → 感謝の言葉 → 贈り物の案内 → 健康を気づかう一文、
が自然な流れです。
家族や親戚に贈るメッセージ
身近な人へは、気持ちのこもった
やわらかい表現がぴったりです。
例文①
拝啓
暑さも本格的になってきましたが、
お元気でお過ごしでしょうか。
日頃の感謝の気持ちを込めて、
ささやかなお中元をお届けいたします。
ご家族皆さまで楽しんで
いただけましたら幸いです。
これからも暑い日が続きますので、
どうぞお体に気をつけてお過ごしください。
またお会いできるのを楽しみにしています。
敬具
例文②
前略
いつも本当にありがとうございます。
今年も夏のご挨拶として、
お中元をお届けしました。
ちょっとしたものですが、
みなさんで味わってもらえたら嬉しいです。
また遊びに行きますね。
草々
例文③
拝啓
暑中お見舞い申し上げます。
いつもあたたかく見守ってくださり、
ありがとうございます。
今年も夏のご挨拶に、
お中元を送らせていただきました。
どうぞ皆さまで楽しんでいただけますように。
敬具
家族向けには、堅苦しすぎず、丁寧にがポイントです。
友人・知人に贈るメッセージ
友達や知人には、
少しラフで親しみやすい言葉を
使ってみるのがおすすめです。
「最近どうしてる?」みたいな
ひとことを添えるだけでも、
距離感がぐっと近づきますよ。
例文①
拝啓
毎日暑いですね。元気にしてますか?
ささやかですが、お中元を送ります。
いつも仲良くしてくれてありがとう。
また近いうちに会いたいね。
体調には気をつけてね。
敬具
例文②
前略
今年も暑い夏がやってきました。
日頃の感謝を込めて、
ちょっとしたものを贈ります。
よかったらみんなで楽しんでね。
また飲みにでも行こう!
草々
例文③
拝啓
暑さが続きますが、元気ですか?
お中元を送ります。
いつも支えてくれて感謝してます。
またゆっくり話そうね。
無理せず夏を乗りきってね。
敬具
カジュアルでも、相手を思う気持ちはきちんと伝えましょう。
ビジネスシーンでの基本マナー
ビジネス関係の相手に贈る場合は、
やっぱり丁寧な表現が大切です。
でも、かたすぎると
ちょっと距離を感じさせることも。
形式は守りつつ、
心のこもった表現を入れてみましょう。
✔ 文章は簡潔に
長すぎる文章は読みにくく、
要点をまとめた方がスマートです。
✔ 形式に沿いつつ気持ちを添える
「盛夏の候〜」で始めつつも、
感謝の気持ちを忘れずに。
✔ ご笑納いただければ幸いです
控えめな表現が好まれます。
ビジネスの礼儀として覚えておきましょう。
取引先・顧客に贈るメッセージ
ビジネスでのお中元は、
信頼関係を深める
大切な機会でもあります。
形式に沿った丁寧な表現で、
失礼のないように気をつけましょう。
例文①
謹啓
盛夏の候、貴社ますます
ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、
誠にありがとうございます。
日頃の感謝のしるしとして、
ささやかではございますが
お中元の品をお届けいたします。
ご笑納いただけましたら幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
謹白例文②
拝啓
猛暑の折、貴社におかれましては
ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
このたび、日頃のご厚情への
感謝を込めてお中元をお送りいたしました。
ご多忙のところ恐縮ですが、
ご笑納いただけますと幸いです。
引き続き変わらぬご愛顧を
賜りますようお願い申し上げます。
敬具
例文③
謹啓
平素より格別のお引き立てを賜り、
心より御礼申し上げます。
暑さ厳しい折、ささやかながら
お中元の品をお届けいたしました。
ご笑納いただければ幸甚に存じます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、
よろしくお願い申し上げます。
謹白
上司・目上の方に贈るメッセージ
社内の上司や目上の方には、
特に言葉づかいに配慮しつつ、
お人柄に合わせたやさしさも
にじませましょう。
例文①
拝啓
盛夏の候、皆様にはますます
ご健勝のこととお慶び申し上げます。
日頃より温かいご指導を賜り、
心より感謝しております。
本日は、その感謝の気持ちとして
お中元をお届けさせていただきます。
暑い日が続きますが、
くれぐれもご自愛くださいませ。
敬具
例文②
謹啓
猛暑の候、ますますご清祥のことと
お慶び申し上げます。
日頃より公私にわたりご厚情を賜り、
誠にありがとうございます。
ささやかながら、お中元をお贈りいたします。
ご笑納いただけますと幸いです。
今後ともご指導のほど、
よろしくお願い申し上げます。
謹白
例文③
拝啓
暑中お見舞い申し上げます。
日頃より温かなお力添えをいただき、
誠にありがとうございます。
感謝の気持ちを込めて、
お中元の品をお届けいたします。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。
敬具
目上の方には、丁寧さ+心配りを意識すると、
印象がとても良くなります。
メッセージのマナーと書き方のコツ
どんなに良い品を選んでも、
メッセージにマナー違反があると
ちょっと残念な印象になってしまいます。
ここでは
最低限押さえておきたいルールと、
気をつけたいポイントを整理しておきますね。
✔ 件名を見れば内容が伝わるように
ビジネスメールでは、
「【お中元のご案内】○○様へ」など
ひと目でわかる件名にしましょう。
✔ 箇条書きで見やすく
日時・場所・会費などの情報は、
文章ではなく箇条書きにすると親切です。
✔ アクセス情報を忘れずに
店舗名だけでなく、
最寄り駅や地図URLなどもあると丁寧です。
✔ 事前に出欠を確認済みなら一言添える
「ご都合悪い場合のみご連絡ください」
と書けば気楽に読んでもらえます。
よくあるQ&A
Q. 本人宛のメッセージで避けたほうがいい表現は?
よくあるのが
名前の誤記や会費の記載ミスです。
「ご家族の皆様へ」といった
内容がその方に合わないときも要注意。
また、「返信くださいね!」のように
強すぎるお願い口調も避けたほうが無難です。
Q. 他の参加者と同じ内容で送ってもいい?
全体メールと兼ねる場合もありますが、
主賓には「ご招待」の一文を添えると
気持ちが伝わります。
ほんの一言でも、
差をつけることで印象は大きく変わります。
まとめ
お中元に添えるメッセージは、
その人との関係性によって
少しずつ表現を変えるのがポイントです。
気取らず丁寧に、
そして感謝の気持ちがきちんと届くように。
「言葉にするのがちょっと苦手…」
という方も、この記事の例文を
ベースにすれば安心して書けるはず。
形式を守りつつ、
あなたらしいメッセージを添えて
心に残るお中元を届けてくださいね。