歓迎会の司会なんて、
やったことないのに任されてしまった…
そんなとき、何から準備すればいいのか
ちょっと不安になりますよね。
この記事では、
最新の歓迎会スタイルに合わせた、
台本例やあいさつのコツをわかりやすくご紹介します。
会場のみの開催はもちろん、
オンラインやハイブリッド形式にも対応できる
進行の流れもカバーしています。
初めて司会を担当する方でも、
安心して当日を迎えられるように
まとめました。
歓迎会の基本的な流れ
司会をするうえで、まず大事なのは
全体の流れを押さえることです。
ここでは、現在のスタンダードに合わせて
現地開催とハイブリッド形式の
どちらにも対応できる進行パターンをご紹介します。
✔ 基本の流れ(会場ベース)
①開会宣言・司会者あいさつ
②主催者や上司の歓迎あいさつ
③乾杯の音頭
④食事・歓談タイム
⑤新入社員(主役)の紹介と挨拶
⑥既存社員・同僚からの一言メッセージ
⑦余興や軽いゲーム(必要に応じて)
⑧締めのあいさつ・手締め
⑨閉会宣言と二次会のご案内
開会宣言と司会者のあいさつ
スタートの一言目はとても大切です。
参加者の緊張もやわらぐように、
明るくはっきり話すのがポイント。
最近では、「皆さん」ではなく
「皆さま」と呼びかけるのが
ジェンダーフリーな表現として推奨されています。
皆さま、本日はご多忙の中、
お集まりいただきありがとうございます。
これより、2025年度〇〇株式会社
新入社員歓迎会を始めさせていただきます。
本日の司会を務めます、〇〇と申します。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
スケジュールや注意点がある場合は、
このタイミングで簡単に伝えておくとスムーズです。
主催者や上司のあいさつ紹介
次に、上司や主催者のあいさつへ。
司会者は紹介だけを行い、
話し終わったら一言お礼を添えましょう。
それでは、〇〇部長より
ごあいさつをいただきます。
〇〇部長、よろしくお願いいたします。
(上司のあいさつ)
〇〇部長、ありがとうございました。
司会者がきちんとお礼を言うことで、
場が締まって見えます。
乾杯の音頭
乾杯は歓迎会の雰囲気を
一気にやわらかくしてくれる場面です。
乾杯のあいさつは、役職上位者でなくても
3番手くらいの方が担当するケース
も増えています。
それでは、乾杯のご発声を
〇〇課長にお願いしたいと思います。
皆さま、グラスのご準備をお願いいたします。
〇〇課長、よろしくお願いいたします。
オンライン参加者がいる場合は、
「画面越しで一緒に乾杯しましょう」と
一言添えてみてください。
食事と歓談の時間
乾杯が終わったら、
しばらくは歓談タイムに入ります。
この時間は緊張をほぐす大事なひととき。
司会からは、一言だけ声をかけて
参加者が交流しやすい雰囲気をつくりましょう。
皆さま、お食事をお楽しみいただきながら、
ぜひ交流を深めてください。
新しい仲間とゆっくりお話いただける
貴重な時間ですので、ぜひご自由にどうぞ。
この間に、名札や席札があると
話しかけやすさがぐっと増します。
新入社員の紹介とごあいさつ
落ち着いたところで、主役である
新入社員の紹介に入ります。
参加者が聞きやすいように、
ひとりずつ呼んであげると丁寧な印象に。
それでは、本日ご参加いただいている
新入社員の皆さまを順にご紹介します。
まずは〇〇さん、
簡単にごあいさつをお願いいたします。
あいさつ例は無理に固くしなくてOKです。
自然体の一言でOKとあらかじめ伝えると、
緊張もやわらぎます。
既存メンバーからの一言メッセージ
歓迎される側だけでなく、
迎える側からの言葉も大切です。
同じ部署やチームのメンバーに
一言メッセージをお願いしておくと、
会の雰囲気がとても温かくなります。
ここで、〇〇さんから
新入社員の皆さまへ
歓迎のメッセージをいただきます。
長くなくて大丈夫なので、
日頃の空気が伝わるような
気さくなトーンでOKです。
余興・ゲームで場を盛り上げる
会の後半には、軽い余興やミニゲームを
用意しておくと場がなごみます。
おすすめは、誰でも参加できる
“プライベート○×クイズ”や“スマホ投票”
など。
それではここで、〇〇さんの
「ちょっと意外な一面」クイズをやってみましょう!
オンライン参加の方も
スマホから投票いただけます。
無理に盛り上げようとせず、
人数や場の空気に合わせて、
ゆるく進めるくらいがちょうどいいです。
締めのあいさつと閉会宣言
最後は、全体を締めるあいさつと手締めです。
上司や幹事にお願いすることが多いですが、
時間が押している場合は司会者が
一言まとめて終えることもあります。
それでは最後に、〇〇課長より
締めのごあいさつをお願いいたします。
(あいさつ)
ありがとうございました。
それでは、一本締めでお願い申し上げます。
よーお!(パン!)
閉会のことばと二次会案内
これをもちまして、2025年度〇〇歓迎会を
閉会とさせていただきます。
本日はありがとうございました。
この後、二次会をご予定の方は、
幹事までお声がけくださいませ。
歓迎会を成功させるポイント
✔ 台本と役割を事前に共有する
進行台本を簡単でもいいので
文字にしておくと安心です。
✔ 会場とオンラインの両方に気を配る
どちらかが置き去りにならないよう、
視線や声かけを意識しましょう。
✔ 名前・家族・出身などの話題に配慮
ジェンダーやライフスタイルに関する話題は、
気遣いが大切です。
まとめ
歓迎会の司会はプレッシャーもありますが、
誰かの新しい一歩を支える大切な役割です。
事前に台本を準備しておくだけで、
当日の進行がぐっとラクになります。
オンライン対応や言葉の配慮も
しっかり押さえておきたいポイントです。
あなたの進行で、参加者みんなが
あたたかくなれる歓迎会になりますように。