歓迎会のお礼メールを送るとき、
「全員に一斉送信してもいいのかな?」
「BCCって使って大丈夫?」
と迷ったことはありませんか?
最近はチャットも活用されてきていて、
昔よりメールのスタイルが自由に
なってきた気がしますよね。
でも一方で、やっぱり
ビジネスマナーも気になる…
そんな声も多く聞かれます。
この記事では、マナーに沿って
歓迎会後のメールを一斉送信する時のコツや、
BCCの使い方、
そして誰にでも丁寧に感謝を伝える方法を
わかりやすく解説します。
歓迎会のお礼メールはなぜ必要?
まず大前提として、
お礼メールを送ること自体は
とても大切なビジネスマナーです。
歓迎会を開いてもらったら、
その場でお礼を伝えるだけでなく、
改めて文章で感謝を伝えることで
「丁寧な人だな」
という印象を持ってもらえます。
新入社員や異動してきたばかりの方なら、
職場に早く馴染むきっかけにもなります。
一斉送信は失礼なの?
かつては「上司には個別で」「幹事には直筆で」
などといった細やかな配慮が求められていました。
ですが最近は、働き方改革や効率化の流れもあり、
「一斉送信で感謝を伝える」
ことがスマートだとされる場面も増えてきました。
ただし、これは職場によっても異なります。
BCCってなに?どう使う?
BCC(ブラインドカーボンコピー)は、
一斉送信したときに
他の人のアドレスが見えないようにする機能です。
社内向けに複数の人へお礼を送る場合、
BCCを使うことでプライバシーを守れます。
BCC使用時の注意ポイント
✔ CCと間違えない
BCCに入れるつもりで
間違ってCCに入れてしまうと、
全員のアドレスが見えてしまいます。
✔ BCC利用を明記する
メール冒頭に
「このメールはBCCで一斉送信しております」
と記載しておくと安心です。
✔ 宛名は「皆さま」「各位」
複数人向けであることが自然に伝わる表現を。
✔ 送信前に宛先確認
一度に大量送信するときほど、
しっかりダブルチェックを。
こんなときはBCCは使わない
社外の取引先やお客様に対しては、
一斉送信やBCCの使用は避けましょう。
ビジネスマナーとしても、
社外は「個別メール」が基本です。
社内でも「うちは一斉送信NG」など
独自のルールがある場合もあります。
メール以外の方法も増えています
最近はメール以外にも
社内チャットやグループウェアを
使ってお礼を伝えることも増えています。
たとえばLINE WORKSやSlackなど、
会社で推奨されているツール
があれば、そちらで送る方が
自然で早いケースもあります。
でも、その場合でも大事なのはやっぱり
「相手が読みやすく、丁寧に感じる内容」です。
一斉送信の実践ポイント
ここからは、実際にメールを送るときの
手順や注意点をまとめていきます。
① メールで全員に送る場合
✔ 宛先はBCCに
全員のアドレスをBCCに入れて送信します。
✔ 件名に「歓迎会のお礼」
一目で内容が伝わるようにしましょう。
✔ 冒頭にBCCの旨を明記
「このメールはBCCで一斉送信しています」と記載。
✔ 宛名は「皆さま」「各位」
誰が読んでも違和感のない表現に。
✔ 上司や幹事への感謝を含める
名前を挙げて感謝すると、より丁寧な印象に。
✔ 宛先を必ず確認
送信前にアドレスミスがないかチェックを。
② チャットやツールで送る場合
SlackやLINE WORKSなど、社内ツールを使う場合も
マナーの基本は同じです。
少しカジュアルに書いても大丈夫ですが、
「丁寧な言葉づかい」は忘れずに。
歓迎会お礼メールの例文(BCC一斉送信)
件名 歓迎会のお礼(〇〇)
〇〇部長
〇〇さん(幹事)
皆さま
お疲れさまです。〇〇です。
このメールはBCCで一斉送信しております。
先日は歓迎会を開いていただき、
誠にありがとうございました。
皆さまのあたたかいお言葉や
楽しい会話のおかげで、
とてもリラックスした時間を過ごせました。
〇〇部長からいただいた
「挑戦を恐れずに」というお言葉を、
今後の業務に活かしていきたいと思っております。
また、幹事の〇〇さんには、
ご多忙の中準備や進行をしていただき、
心より感謝申し上げます。
早く一人前として貢献できるよう努力してまいります。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
〇〇部 〇〇
一斉送信時の注意点チェック
✔ 迷惑メール扱いに注意
一度に大量のアドレスに送ると、
迷惑メールに振り分けられることがあります。
グループを分けて数通に分けて送るのもおすすめ。
✔ 社内ルールを確認
職場によっては「お礼メール自体が不要」
というケースもあるため、
事前に幹事や先輩に確認しておくと安心です。
まとめ
一斉送信で歓迎会のお礼メールを送るのは、
今では多くの職場で認められている
スマートな方法です。
ただし、BCCの設定や
相手への配慮を怠らないことが前提です。
「気持ちよく受け取ってもらえるメールか?」
を最後にもう一度確認してから送信しましょう。
あなたの感謝の気持ちが、
職場の方々にしっかり届きますように。