お中元をいただいたとき、
どんなふうにお礼を伝えるかって
ちょっと迷いますよね。
最近はLINEで連絡をする人も
増えていますが、
取引先や目上の方にも
LINEで伝えていいのか、
気になるところです。
この記事では、
2025年のマナー感覚をもとに、
相手別にLINEでのお礼の伝え方や、
おすすめの例文を丁寧にご紹介します。
フォーマルな文面から
カジュアルな一言まで、
すぐに使える内容になっているので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
LINEでお中元のお礼をしても大丈夫?
まず気になるのが、
「そもそもLINEで送ってもいいの?」
というところだと思います。
最近は、メールやハガキではなく
LINEなどのチャットツールで
感謝を伝える人も増えていて、
ある程度マナーとして
認められつつあるのが現状です。
ただし、すべての相手に対して
LINEで済ませていいわけではありません。
相手との関係や社内のルールによって、
判断が分かれるところなんです。
LINEでお礼を送ってもよい相手
✔ 普段からLINEでやりとりしている相手
連絡の手段がLINE中心であるなら
そのままLINEでOKです。
✔ 家族や親しい友人
気軽に送りたい相手には、
スタンプや写真も添えて
感謝の気持ちが伝わりやすいです。
✔ 気軽な同僚や部内の仲間
カジュアルな雰囲気の職場なら、
社内LINEグループなどで
お礼を伝えるのも自然です。
LINEで避けたほうがよい相手
✔ 取引先や社外のお客様
ビジネス相手には、
まずはLINEで軽くお礼を伝えてから
改めてメールや手紙を送るのが丁寧です。
✔ 年配の方・目上の上司
LINEでの連絡に慣れていない人には、
紙のお礼状の方が安心されます。
✔ 礼儀を重視するタイプ
普段から丁寧な方や、
会社で正式なやりとりを重んじる方には
フォーマルな形でお返しをしましょう。
このように、相手との距離感や
普段のやりとりの様子を見ながら、
LINEを使うかどうかを決めるのが
失礼にならないコツです。
次のパートでは、
実際に使えるLINEお礼文の例文を
フォーマル・セミフォーマル・カジュアルの
3タイプでご紹介していきます。
取引先・社外宛のフォーマルなLINE例文
ビジネス関係の方には、
まずはLINEで「取り急ぎのお礼」を伝えて
その後、メールや手紙で
正式に感謝を伝えるのが安心です。
✉ 例文①
○○株式会社 ○○様
いつもお世話になっております。
本日、お中元の品を確かに受け取りました。
ご丁寧なお心遣い、
誠にありがとうございます。
スタッフ一同、たいへん喜んでおります。
まずはLINEにて、
取り急ぎお礼申し上げます。
後日、改めてご挨拶させていただきます。
猛暑が続いておりますので、
どうぞご自愛くださいませ。
✉ 例文②
○○様
このたびは結構なお品を賜り、
誠にありがとうございます。
まずはLINEにて
ご挨拶かたがた御礼申し上げます。
後日あらためて書中にて
ご連絡差し上げます。
今後ともご指導のほど、
何卒よろしくお願い申し上げます。
✉ 例文③
○○様
ご丁寧なお中元をお送りいただき、
誠にありがとうございました。
まずはLINEにて、
受領のご報告と御礼を申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いを
何卒よろしくお願いいたします。
社内・同僚へのセミフォーマルなLINE例文
社内の同僚や上司には、
丁寧さと親しみの両方を
意識した表現がベストです。
✉ 例文①
○○さん
お疲れさまです!
お中元、無事受け取りました。
お気遣いいただき
本当にありがとうございます。
スタッフみんなでおいしく
いただきますね。
暑さが続きますので
くれぐれもご自愛ください。
✉ 例文②
○○さん
本日、お中元をいただきました。
素敵な品をありがとうございます。
みんなで分けて楽しみますね。
まずはLINEにて御礼まで。
✉ 例文③
○○さん
いつもありがとうございます。
お中元、ありがたく
頂戴しました。
とっても嬉しかったです!
お心遣いに感謝しています。
また休憩時間にでも話しましょう〜!
親しい友人・家族へのカジュアルなLINE例文
仲のいい人には、気取らずに
そのまま気持ちを伝えるのがいちばんです。
スタンプや写真も添えてOKです。
✉ 例文①
○○ちゃん
お中元届いたよ〜!
ありがとう〜!!
めちゃくちゃ可愛いし、
おいしかった!
家族みんなで喜んでたよ!
また会えるの楽しみにしてるね。
✉ 例文②
○○へ
届いたよー!
なんか開けた瞬間うれしくなったよ。
ほんとにありがとう!
またゆっくり会おうね。
✉ 例文③
○○ちゃん
お中元ありがと〜💐
センス良すぎてビックリした!
アイス、家族でペロッと食べちゃった。笑
また写真送るね〜!
LINEでお中元のお礼を送るときの注意点
LINEは手軽に使えるぶん、
ちょっとしたことで
マナー違反と受け取られてしまうこともあります。
以下のポイントを押さえておけば、
失礼なく感謝を伝えられますよ。
✔ 相手との関係をよく見極める
取引先や目上の方には、
LINEだけで済ませず、
後日きちんとメールや手紙でお礼を。
✔ 丁寧でわかりやすい言葉を
カジュアルなツールだからこそ、
言葉づかいには丁寧さを忘れずに。
絵文字やスタンプの使いすぎには注意。
✔ 具体的な感想を添える
「美味しかった」「家族で楽しんだ」
など、受け取った品に対する
ひとことがあると喜ばれます。
✔ なるべく早く伝える
遅くとも、
3日以内には連絡を。
気持ちは“フレッシュ”なうちが大切です。
✔ 既読スルーに過敏にならない
ビジネスの場合は
「後日正式なお礼を送る」と添えればOK。
既読でも返信がなくても気にしすぎずに。
お中元のお礼をLINEで送るメリットとデメリット
実際にLINEでお礼を伝えることには
どんな利点や注意点があるのか、
改めて整理しておきましょう。
メリット
✔ すぐに感謝を伝えられる
✔ 相手の都合のよいタイミングで読める
✔ スタンプや写真も添えられる(親しい相手)
✔ 忙しくても手軽に送れる
デメリット
✔ 形式を重んじる相手には不向き
✔ 表現がカジュアルすぎることがある
✔ 既読スルーが気になる人も
✔ 長文にはあまり向かない
よくある質問(Q&A)
Q1. 取引先にLINEでお礼を送ってもいい?
関係性によりますが、基本的にはNGです。
普段からLINEでやりとりしている場合は、
「取り急ぎのお礼」だけ伝え、
後日改めてメールや手紙で
正式に感謝の気持ちを伝えましょう。
Q2. 家族や友人にはLINEだけで大丈夫?
はい、大丈夫です。
親しい相手には気軽な言葉の方が
むしろ喜ばれることもあります。
スタンプや写真もOKです。
Q3. 写真やスタンプはビジネスでも使える?
ビジネスや目上の方には、
使わないのが基本です。
プライベートの相手に限りましょう。
Q4. 3日以上たってしまったらどうする?
LINEでの一言+
手紙やメールで
「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」と
添えて丁寧にお詫びをしましょう。
まとめ
LINEでのお中元のお礼は
相手との関係性を見て
判断するのがいちばん大切です。
ビジネス相手や年配の方には、
まずはLINEで「受け取ったこと」と
「感謝の気持ち」だけ伝えておき、
後日改めて丁寧なお礼状を送りましょう。
親しい相手であれば、
カジュアルに「ありがとう!」と
気持ちを込めて伝えればOKです。
どんな方法でも、
大切なのは“気づいてすぐに”
感謝の気持ちを言葉にすること。
この記事の例文を参考に、
あなたらしい感謝の言葉を
無理なく届けてみてくださいね。