新しい職場や部署で開かれる歓迎会。
楽しくにぎやかな時間のあと、
その感謝を伝えるメールを
どう書くべきか、少し悩みませんか？
「とりあえず送ればいい」
ではもったいないです。
実は、歓迎会後のお礼メールには、
あなたの人柄や信頼感を
さりげなく伝える力があります。
この記事では、
ビジネスマナーに合わせた
お礼メールのポイントや注意点、
すぐに使える例文まで詳しくご紹介します。
歓迎会のお礼メールが必要な理由
歓迎会は、あなたが職場に早く
なじむための“歓迎の気持ち”から
開いてもらったものです。
その思いに対して
「ありがとう」を伝えるのは、
社会人として大切なマナー。
メールという形で気持ちを表すことで、
丁寧さや信頼感が伝わります。
ちょっとしたことのようですが、
職場の人間関係の第一歩として、
お礼メールはとても効果的な手段です。
チャットやLINEでのお礼もOK
最近では、メールだけでなく
社内チャットやLINE WORKSなどを
使って感謝を伝えるケースも増えています。
形式にこだわりすぎず、
「気持ちが伝わる手段」
を選ぶのがコツです。
いつ送る？歓迎会のお礼メールのタイミング
ベストタイミングは
「翌営業日の午前中まで」。
できれば業務開始前に送ると、
相手に余計な負担をかけず、
スマートな印象を与えることができます。
遅くとも3日以内には送りましょう。
早めのお礼は、それだけで
「気が利く人」と思ってもらえます。
メールの構成とマナーの基本
お礼メールには、最低限おさえたい
基本の構成があります。
✔ 件名
例：「歓迎会のお礼 〇〇です」
✔ 宛名と挨拶
役職名＋名前（例：〇〇部長）
✔ 歓迎会へのお礼
感謝の気持ちを丁寧に伝える
✔ 印象に残った出来事
会話や場面を具体的に
✔ 今後の意気込み
前向きな姿勢を一言添える
✔ 結びと署名
改めてのお礼と名前、部署
件名の付け方に注意
件名はひと目で内容が分かるように
「歓迎会のお礼（氏名）」が定番です。
社外メールでは日付入りにするのも◎
例：「4月5日 歓迎会のお礼（山田）」など。
宛名で「様」はつけない
役職名に「様」は不要です。
「部長様」ではなく「〇〇部長」でOK。
複数人に送る場合は、
上司→幹事→みなさま の順で並べます。
内容は簡潔かつ心を込めて
あれこれ書きすぎるよりも、
印象に残ったことを一つ
選んで伝えると、
相手にも響きやすいです。
定型文だけで終わらせない。
「あなたらしさ」が大事です。
相手別 歓迎会のお礼メール例文集
ここからは、
送る相手ごとに使える例文を
シーン別にまとめてご紹介します。
そのまま使えるテンプレートとして
ご活用いただけます。
上司に送る場合
〇〇部長
お疲れさまです。〇〇です。
昨日はお忙しい中、歓迎会を開いてくださり、
誠にありがとうございました。
〇〇部長からいただいた
「全力でサポートするから、安心して頑張れ」
というお言葉がとても心強く、嬉しかったです。
一日でも早く力になれるよう、
精いっぱい努力してまいりますので、
ご指導のほどよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。
〇〇部 〇〇
上司の言葉を引用して、
感謝と抱負を伝えると印象がアップします。
幹事に送る場合
〇〇さん
お疲れさまです。〇〇です。
昨日は素敵な歓迎会を開催してくださり、
ありがとうございました。
幹事としてのお気遣いに加え、
会の間も何かと気にかけていただき、
本当に感謝しています。
おかげさまで、職場の方々とリラックスして
話すことができ、とても良い時間になりました。
今後は仕事でお返しできるよう、
がんばってまいります。
本当にありがとうございました。
〇〇部 〇〇
幹事の労力と配慮に
具体的に触れると、丁寧さが伝わります。
参加者全員に送る場合
A課長
Bさん（幹事）
みなさま
お疲れさまです。〇〇です。
先日は歓迎会を開いてくださり、
誠にありがとうございました。
皆さまのおかげで楽しい時間を過ごすことができ、
たくさんのあたたかいお言葉に
元気をいただきました。
中でも、A課長からの
「何をするかよりも、何をしないかを
決められるようになったら一人前」
というお言葉が心に残っております。
これからの業務でも、日々努力してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
〇〇部 〇〇
全体宛メールでは、
上司・幹事に軽くふれながら、
心に残った言葉を具体的に引用するのがコツです。
先輩や同僚など一般参加者へ
みなさま
お疲れさまです。〇〇です。
先日は歓迎会を開いてくださり、
ありがとうございました。
あたたかく迎えていただき、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
皆さまとの会話の中で、
仕事への取り組み方など多くを学ばせていただきました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
〇〇部 〇〇
お礼メールを書くときの注意点
✔ 社内のルールを確認する
会社によっては「お礼メールは不要」
という文化もあるので、
送る前に先輩に確認を。
✔ 丁寧さと簡潔さのバランス
長すぎる文章よりも、
要点をおさえた文章のほうが好印象です。
✔ 印象に残った話を一つ入れる
「楽しかったです」だけで終わらず、
会話の一場面を具体的に入れると自然です。
✔ 誤字脱字や敬称に注意
「〇〇部長様」はNG。「〇〇部長」でOK。
誤字脱字は必ず読み返してチェックしましょう。
まとめ
歓迎会のお礼メールは、
信頼関係の第一歩
を築く大切な機会です。
形式にとらわれすぎず、
感謝の気持ちを、
あなたの言葉で丁寧に届ける
ことが一番のポイントです。
送るタイミングは翌営業日の午前中までがベスト。
上司・幹事・全体への宛先に合わせて、
例文を上手にアレンジしてみてくださいね。
あなたらしいお礼メールで、
気持ちよい仕事のスタートを切りましょう。
