お中元をいただいたら、
まず思うのが「どうお礼を伝えよう?」
ということではないでしょうか。
手紙? メール?
きっちり? それともカジュアルに?
特に親しい人からもらったときほど、
気持ちよく、でもかしこまりすぎずに
お礼を伝えたいですよね。
この記事では、
2025年の最新マナーをふまえて、
親しい相手に送るカジュアルなお礼状を
まとめます。
例文もたっぷり紹介していきますので、
迷ったときのヒントになれば嬉しいです。
お中元のお礼状ってなに?
お中元のお礼状とは、
贈ってくれた相手へ「ありがとう」の気持ちを
手紙などで伝えることを指します。
「ちゃんと届きましたよ」
「嬉しかったよ」
という安心感と感謝をセットで
届けるのが目的です。
特に親しい間柄では、
あまりかしこまらず自然な言葉で
伝えるのが好印象につながります。
出すタイミングは早めが基本
✔ 理想は3日以内
お中元が届いてから3日以内に
お礼を送るのがベストです。
✔ 遅くとも1週間以内に
何か事情があって遅れる場合も、
1週間以内を目安に出しましょう。
✔ 間に合わないときは?
まずは電話やLINEで
「届きました!」の一報を。
そのあと改めてお礼状を出せばOKです。
メールでも大丈夫?
最近は、LINEやメールで
お礼を伝える人も増えてきました。
親しい相手なら、手紙でなくても
全く問題ありません。
でも、相手がご年配の方だったり、
手紙文化を大切にしている方なら、
やっぱりハガキや封書のほうが安心ですね。
相手の世代やスタイルに合わせて
選ぶのが、いちばんのマナーかもしれません。
「お返し」はしないとダメ?
お中元は「お返し」を前提とした
やりとりではないので、基本的には
お礼状だけで大丈夫です。
それでも何か気持ちを返したいときは、
時期をずらして「残暑見舞い」などに
してみるのもおすすめですよ。
お中元のお礼状の書き方
親しい相手へのお礼状は、
形式より「伝える気持ち」
を大切にしたいですね。
でも、流れを少し意識するだけで
ぐっと読みやすくなります。
✔ カジュアルなお礼状の構成
・軽いあいさつ(前略/こんにちは など)
・季節や相手の近況に触れる
・お礼の気持ちを伝える
・具体的な感想や一言を添える
・今後のこと/体調を気づかう
・結びの言葉(草々/またね 等)
・日付・名前(場合に応じて)
友人・知人へのお礼状
ここでは、親しい友達や
気軽にやり取りできる知人向けの
例文を3つご紹介します。
✉ 例文①(やや丁寧な手紙風)
前略
毎日暑い日が続いてるけど、
元気にしてますか?
このたびは素敵なお中元を
ありがとうございました。
さっそく家族でいただきましたが、
みんな「美味しい〜」って喜んでいました。
○○さんらしいチョイスで、
ほんとにうれしかったです。
また近いうちに会えるといいね。
お身体にも気をつけてね。
草々
○○(あなたの名前)
✉ 例文②(フレンドリーなメール文)
こんにちは!
お中元ありがとう〜!!
○○(品名)、めちゃくちゃ美味しくて
家族みんなであっという間に完食でした(笑)
ほんと、気持ちが嬉しかったです。
またタイミング合ったら
お茶でも行こう〜!
暑さ厳しいので無理せず過ごしてね。
○○(あなたの名前)
✉ 例文③(LINEでのカジュアルお礼)
やっほー!
お中元ありがとー!
届いたよ〜✨
○○(品名)、おいしかった〜!
一緒に食べたいくらいだったよ笑
またゆっくり会えるの
楽しみにしてるね🌿
暑いし無理しすぎないようにね〜
○○(あなたの名前)
フランクな表現でも、
気持ちが伝わればOKです。
ただし、相手によっては
敬語や言葉づかいに気をつけましょうね。
家族・親戚へのカジュアルなお礼状
家族や親戚など、
気心が知れた相手には
少しくだけた表現でも大丈夫。
ただし、感謝の気持ちは
しっかり伝わるように心がけましょう。
✉ 例文①(家族へのお礼状)
前略
暑中お見舞い申し上げます。
このたびはお中元をありがとう。
さっそく家族でいただきました。
みんなで美味しく食べましたよ〜。
いつも気にかけてくれて
本当に感謝しています。
暑さが厳しいので、
体調には気をつけてね。
また近いうちに会えるのを
楽しみにしています。
草々
○○(あなたの名前)
✉ 例文②(親戚へのお礼状)
こんにちは。
お中元、ありがとうございました。
○○(品名)、とっても美味しくて
家族みんなで大喜びでした。
毎年気にかけてくださり
本当にありがたいです。
暑い日が続いていますので、
どうぞご自愛くださいね。
またお会いできる日を
楽しみにしています。
○○(あなたの名前)
✉ 例文③(カジュアルな家族LINE)
届いたよ〜!
お中元ありがと〜!
○○めっちゃ美味しかった!
すぐにみんなで食べちゃった(笑)
いつもありがとうね。
またゆっくり会おう〜🌿
暑いから水分たくさんとってね〜
○○(あなたの名前)
家族宛てには、素直な気持ちと、
季節のひとことを添えるとあたたかさが増します。
メールやLINEで送るときの注意点
「親しい間柄ならLINEでもOK」とは言っても、
最低限の礼儀はやっぱり大切。
✔ 件名はつける(メール)
「お中元ありがとうございました」など
シンプルで伝わるものを。
✔ 名前を忘れずに
メールやLINEの本文にも
差出人名を書くと丁寧です。
✔ 年配の方には控えめな言葉選び
絵文字や「笑」などの表現は
控えめにすると好印象です。
形式にとらわれず気持ちを伝えられるのが
カジュアルなお礼状の魅力です。
でも相手に合わせた配慮も忘れずに
送りましょうね。
お礼状を書くときのポイントまとめ
最後に、カジュアルなお礼状でも
押さえておきたいポイントを
整理しておきますね。
✔ 季節の挨拶をひとこと添える
「暑中お見舞い申し上げます」など
その時期らしい言葉を入れると丁寧です。
✔ 品物の感想を具体的に
「家族で美味しくいただきました」や
「子どもが喜んでました」など、
ちょっとしたエピソードが◎。
✔ 相手の体調や近況にも触れる
「ご自愛くださいね」など、
健康への気遣いを一文添えると
やさしさが伝わります。
カジュアルお礼状のQ&A
Q1. LINEやメールでも大丈夫?
親しい相手であれば、
LINEやメールでも失礼にはなりません。
ただし、年配の方や上司など
手紙文化を大切にしている相手には
ハガキや封書のほうが丁寧な印象です。
Q2. 何を書けばいいか迷ったときは?
「ありがとう」の気持ちを素直に伝え、
いただいた品物についての感想や
気遣いの言葉を添えるのが基本です。
難しく考えず、自分らしい言葉で
書いてみて大丈夫ですよ。
Q3. 出すタイミングはいつがいい?
届いてからできるだけ早く
出すのが基本です。
理想は3日以内、遅くとも1週間以内。
難しいときはまず連絡を入れて
後日改めて手紙でもOKです。
まとめ
お中元のお礼状は、
かしこまらなくても大丈夫。
親しい間柄だからこそ、
あなたらしい言葉で
感謝を伝えることがいちばんです。
今回ご紹介した例文やポイントを
参考にしながら、
ぜひ心を込めてメッセージを届けてみてくださいね。
そうすれば、相手もきっと
あたたかい気持ちになってくれるはずです。